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コンサルタントに悩みを打ち明けて見つけた、地元松阪で家族との時間を生み出せる職場

「今の仕事にやり甲斐を感じている。でも、家族との将来を考えると……」。

アーリーバード・エージェントに相談した当初、石川進さん(仮名)は転職に踏み切るべきかどうか迷い、行き詰まりを感じていました。

そこでコンサルタントと相談した結果、見事、松阪市に本社を置く国内ガラス製造大手のセントラル硝子プロダクツへの転職を成功させました。「人生で大切にしたいこととは」「そのために転職先に求める条件は」「そもそも転職が本当の正解なのか」。

転職において多くの人たちが悩む課題を、石川さんはどのように向き合い、整理していったのでしょうか。

担当コンサルタント:三田

場所:セントラル硝子プロダクツ株式会社本社・松阪プラント

◆   「前の仕事はすごく好きで、やり甲斐を感じていました」

――まず、転職後の現在のお仕事について教えてください。

石川

当社はガラスの製造・加工・販売を行っており、私は設備設計技術者として働いています。担当しているのは加工前の「もと板」をつくる工程です。珪砂などの大量の材料を窯(溶融炉)で溶かして金属の上に浮かべて平らに成形し、冷却して板状のガラスにして、それを所定のサイズに裁断して各加工場に持っていく工程ですね。同じ部署にはガラスを曲げて自動車用に加工したり、建築用に網を入れたりする加工用の設備を担当しているメンバーもいます。

――プロフィールを拝見すると、ご出身は松阪市ですね。

石川

大学は愛知県でしたが、実家から通っていました。名古屋を経由していましたが、都会に住みたい気持ちにはならなかったですね。就職先も教授が「三重県にあるよ」と紹介してくれました。それが津市にある工具・治具メーカーの会社でした。勤め始めてから結婚し、松阪市内の実家やアパートから通勤していました。

――工学専攻から新卒で入ったのが、前職の機械メーカーの設計技術者だったのですね。

石川

そうです。前職では、マシニングセンタに取り付ける治具の設計技術者でした。マシニングセンタはコンピューター制御の工作機械で、治具は材料や作業の位置を固定したりガイドしたりする補助工具のことです。CADで図面を描くことは学生時代からやっていましたし、仕事は本当に好きで、やり甲斐のあることをさせてもらっていたと思います。

◆   悩みを聞いたコンサルタントは「急回転で整理をされた印象」

――大好きだった仕事から転職を考えた理由は何だったのでしょうか。

石川

子育て中に、共働きだった妻が急な病気になったのがきっかけです。将来の給与や会社の成長性に不安を感じ、「少しだけ転職先を探してみようかな」と思って転職サイトに登録しました。ただ、本気で辞めると決めていたわけではなくて、「仕事は嫌じゃないし、人にも恵まれているし……」と迷っていました。

――情報収集から始めた形だったんですね。

石川

そうですね。でも、転職サイトで出てきたのは愛知県や四日市市の自動車関連の技術者の求人が多くて。入力した経歴情報のためだと思いますが、それだと家族との生活から離れてしまう。「これは違うな」と思い始めた頃に、「三重・岐阜に特化」を掲げているアーリーバード・エージェントさんと出会い、コンサルタントの三田さんに相談することができました。

――三田さんは、石川さんの悩みをどう受け止めましたか。

三田

お話を伺う中で、仕事にも職場の人間関係にも強い愛着を持っていらっしゃると感じました。元のお仕事を続けることも選択肢に残っていたので、無理に転職を薦めることは控えました。ゆっくりと考えていただくつもりでご希望に沿う企業様をリストアップしたのですが、実際のところセントラル硝子プロダクツ様をご紹介してからの石川さんの決断は早かったですね。頭を急回転させて整理をされたような印象でした。

――決め手は何だったのでしょうか。

石川

第一は、提示された待遇が期待していた以上に良かったことです。実は前職の給与でローンを組んで家を建てたこともあって切実でした。それと、ガラスという製品自体の将来性ですね。住宅や車の流行は変わっても、この先、ガラスが使われなくなることはないだろうと考えました。

――会社の将来性もポイントだったんですね。仕事の内容としてはどうだったんでしょう。同じ設計でも治具と設備の設計とでは大きく違いますよね。

石川

前の仕事が好きだっただけに、似ている職種は逆に避けたい気持ちがありました。でも、これまでの10年の経験を無駄にしたくないという思いもあって……。

 ――気持ちの整理が難しい部分ですよね。

 石川

あと、プロのコンサルタントに相談して紹介してもらえた会社ということにも背中を押されました。自分の力だけで希望に合った転職先を見つけるのは難しかったと思います。

◆朝、子どもの支度を手伝えるようになり、妻にも余裕ができた

――実際に働き始めて、生活はどう変わりましたか。

石川

勤務時間にかなり余裕ができて、休日も増えました。前は始業が朝の8時で、自宅から職場まで1時間掛かったので、子どもが起きる前の7時に家を出ていたんですよ。終業時刻は午後5時でしたが、残業もそれなりにありました。それが今は始業が午前9時になって自宅も近くなったので、子どもが幼稚園に行く支度が手伝えるし、妻の調子が悪いときには園まで送っていっても始業時刻に間に合います。

――通勤時間の短縮は大きいですね。

石川

今はフレックスタイムを活用して始業は午前8時半にして、終業は午後5時に前倒ししています。「設備屋」なので工場の機械が止まる土曜日に出勤というのはたまにあるんですが、基本的に休日もしっかりといただけています。おかげさまで家族との時間が増えました。

――ご家族にとっても大きな変化ですね。

石川

妻に余裕ができたのが何より大きいです。給料以上に代えがたいものを得られたと感じています。

――素敵な言葉ですね。では、ここまでのご経験から転職で悩んでいる方へのアドバイスをお願いします。

石川

転職すること自体が正解だとは、今も思っていません。でも、転職前に抱えていた「このまま続けていくのか」という悩みは、転職活動を通じてなくなりました。結果として自分は転職をしましたが、「やっぱり今の会社がいいや」とそのまま頑張れるようになる人もいるかもしれない。だから、コンサルタントに相談をして悩みを聞いてもらって他の会社を知ることは、誰もがやっていいことではないかと思います。

◆新しい仕事で課題も、だけどOJTで親身になって教えてくれる

――ところで、目の前のお仕事はいかがですか?

石川

正直、ちょっと苦戦しています。前とは規模が全然違って……今、一生懸命覚えているところです。

――規模が違うとは?

石川

前職ではマシニングセンタに組み付けるまででしたが、今は工場の設備としての範囲で見ないといけません。治具は金属を削って部品を組み合わせて作りましたが、設備の方では溶接などもします。「電気はこの辺りから取り出して、エアーはこれぐらい使いそうだ」とかも考えないといけない。自分は10年間、治具だけを突き詰めていたのですが、今は他の専門のプロに頼めるだけの広い知識が要るなと感じています。

――どのように習得しているのですか?

石川

OJTの先輩と一緒に仕事をしながら教わっています。すごく親身になってくれているおかげで困ってはいないですね。中途採用なので同期はいませんし、10年いた前の職場のほうがやりやすかったのは確かです。でもこちらでは1年目で、まだまだこれからだと思っています。

――そういえば先ほど、工場内を自転車で走っていましたよね。職場の規模も大きくなりましたか?

石川

工場の敷地がめちゃくちゃ広いんですよ(笑)。どのラインがどこにあるのかいまだに把握しきれないくらいです。

◆家族とずっと暮らし続けてきた地元・松阪

――就職してご実家からアパートに引っ越したり、家を建てたりと、何度か住み替えをしてきながらも松阪から離れたことはないそうですね。やはり地元の住み心地が一番ですか?

石川

家を建てたときも他の所を検討しなかったですね。愛着は高校の同級生だった妻の方が強いかもしれません。

――ご家族のことを考えると、医療機関へのアクセスも大事ですよね。

石川

妻が体調を崩したときはネットで見つけた津市の医院に掛かりました。子どもの出産は市内の産婦人科でした。松阪市民病院もありますし、探せばいろいろとあるはずだと思っていて不安は感じていません。

――生活のしやすさについては、三重をよく知るコンサルタントの三田さんにも聞きたいです。

三田

松阪の市街地周辺は便利だと思います。少し離れて津や伊勢まで行けばもっと大きな病院もあります。スーパーやコンビニも適度にあって買い物に困ることはないですし、飲食店も多いですよね。

石川

でも、子どもを連れて遊びに行ける場所がもうちょっとほしいです。

――休日のお出掛けはどちらに?

石川

一番行くのはイオンモール津南ですね。あれくらいの施設がもっとあってくれるといいかなと思います。

――イオンモール津南は、三重県内でも有数の規模のショッピングセンターですね。場所は津市ですが松阪からも割と近いんですよね。松阪市内だと図書館やその公園でよく子どもを見掛けますが。

石川

ああ、あそこにはよく行きますね。水浴びできる噴水があるので、夏は子どもに水着を着せて行きます。

――遠出はしませんか?

石川

運転は好きなので高速道路を使ってドライブします。特急に乗れば名古屋や伊勢に遊びに行けますね。

――高速は伊勢自動車道が通っていて、鉄道は名古屋方面と大阪方面への分岐点になっていますよね。市外も含めるとお出掛けには便利な方ではないですか?

石川

そう言われると……ないものねだりしていたかもしれません(笑)。

――便利さが当たり前になっているのかもしれませんね(笑)。アーリーバード・エージェントはUIターン転職が強みですが、今回は地元で転職した石川さんならではの視点を伺うことができました。ありがとうございました。

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